TOEICライティングテストは、TOEICスピーキング・ライティングテストの後半部分にあたります。試験時間は1時間で、計8題の設問に解答します。TOEICライティングテストでは、スコアレンジは0点から200点のレンジで採点されます。TOEICライティングテストは、TOEICスピーキングテストを受験せずに、単独で受験することはできません。但し、TOEICリスニング・リーディングテストとは別試験として、別日の受験が可能です。
TOEICライティングテストでは、解答は全てペーパーではなく、コンピューター上で行います。試験時間中の解答は保存され、ETSに転送された後、採点がなされます。TOEICライティングテストの採点方式では、正確に英語でコミュニケーションがとれることが重視されます。
TOEICライティングテストは、以下の3つのパートで構成されています。
パート1では、まずは与えられた画像を確認し、その画像に対する説明をライティングすることが求められます。その際、指定の単語・フレーズの使用が必須となります。パート1では、5つの画像が提示され、それぞれについて、指定の2単語を使用してライティングを行います。試験時間は、8分間。8分間の間、問題を飛ばして解答したり、途中で前の問題に戻ることができます。スコアは0点から3点のレンジで採点され、文法の正確さや正しい使途が求められます。パート1では、1題~5題目の設問に解答します。
パート2では、メール文への返信を行う問題形式となります。ここでは2題の設問が与えられ、それぞれに対し、10分間で解答を行います。 また、「解答では最低2問以上、質問文を挿入すること」といった基準に応えることも求められます。試験時間中は、最初の設問への解答を追えた後、あとから最初の設問に戻ることはできません。スコアは0点から4点のレンジで、それぞれの設問に対して採点がなされ、単に英語力の高低のみならず、文章の構成力も求められます。これが6題目・7題目の設問にあたります。
パート3では、特定のトピックに対し、エッセイの作成が求められます。試験で出題されるトピックについて、特定の背景知識は必要ありません。試験時間は30分間で、エッセイの作成から解答の見直しまでを行います。スコアは0点から5点までのレンジで採点され、論旨が明確であることのほか、文法・ボキャブラリーの正確さ、論理的に解答を行うことが求められます。これは8題目の設問にあたります。
TOEICライティングセクションでは、空欄で解答を提出した場合、もしくは母国語で解答した場合には、0点として採点がなされます。そのため、解答に自信がない場合や、時間内に完全に解答できない場合であっても、まずは英語で解答することが大切になります。完全な解答でなくても、1点もしくは2点を得られるかもしれません。TOEICライティングテストでは、解答を全て英語でタイピングを行うため、素早く解答ができるよう、普段からタイピングの練習をすることも有効です。