TOEICスコアのレンジは、どちらのテストの種類で受験をするかによって異なります。最も一般的なTOEICリーディング・リスニングテストでは、スコアは10から990までのレンジで算出され、リーディング・リスニングの両セクションは同等の比重で採点されます。TOEICスピーキング・ライティングテストを受験する場合、スコアは10から400までのレンジで算出され、スピーキング・ライティングのそれぞれのセクションは、同等の比重で採点されます。TOEICテストの結果送付は日本で受験をする場合、30日後となっています。
就職活動のためにTOEICを受験する場合、取得スコアによって選考に有利になるかどうか、判断をしなくてはなりません。もしTOEICスコアが低い場合は、あえて記載する必要がありませんし、ハイスコアを取得できた場合には、記載した方が良いでしょう。
TOEICスコアはどのくらい重要な意味を持つのでしょうか?それは、就職活動を行う国・地域によっても異なるでしょう。多くの人は、就職活動を目的として、TOEICリーディング・リスニングテストを受験しているようです。一般的には、900点以上のスコアの場合は、どのような職種においても十分な英語スキルを持つとみなされることが多く、履歴書にTOEICスコアを記載した方が良いとされています。
もし、英語力を必要としない求人に応募しない場合は、TOEICスコアが785点以上あれば、CVに記載した方が良いとされています。英語力を直接必要としない求人であっても、英語力をアピールすることで、他の候補者との差別化になるかもしれません。一方、流暢な英語力を必要とする求人に応募する場合は、900点以下のスコアは記載しない方が良いとされます。たとえば、TOEICスコアが785点~900点程度の場合には、英語力を必要とする求人においては、あえて記載しない方が良いでしょう。また、TOEICスコアが785点以下の場合は、いかなる求人であっても履歴書にスコアを記載しない方が良いでしょう。
TOEICスピーキング・ライティングテストを、就職活動のために受験することは、まだあまり一般的ではありません。しかし、もし受験をする場合、360点以上のスコアを取得することができれば、履歴書に記載することで、就職活動で差別化につながるでしょう。但し、これはあくまでもTOEICスピーキング・ライティングテストに限った話です。もし、TOEICリーディング・リスニングテストで360点程度のスコアを取得してしまった場合には、履歴書に記載してはいけません。