TOEFLリスニングセクションはTOEFL iBTテストの2番目に行われるテストで、TOEFL リーディング セクションと同等の時間を要します。
TOEFLのリスニングテストは6つの録音音声と、それら音声に関する設問から成り立ちます。音声のうち4つは学術的な講義に関する音声で、3~5分間の音声が流れ、それぞれの音声に対し6つの設問があります。残りの2つは学生や教授の会話に関する音声で、それぞれ2~3分間の音声が流れ、それぞれの音声に対して5つの設問が用意されています。TOEFLリスニングテストは60~90分間の時間を要します。
音声は一度しか流れず、前の質問へ戻ったり、回答を飛ばして次の質問へ移ることはできません。TOEFLのリスニングテスト中はメモを取ることが許されており、回答の際に参照することができます。しかし、カンニング防止の観点からメモ用紙は試験終了時に回収されます。
TOEFLのリスニングテストは受験者の理解度を図るものですが、音声を聞き取りながら情報を総合的に判断し、結論へ導くスキルもテストされます。話している人の態度や考え方、意欲などに関する問題もよく出題されています。
テストに使用される音声は大学での講義にまつわるものが多く、アメリカ英語で話されます。しかし、出題される音声のうち必ず1つは、イギリス、オーストラリア、またはニュージーランド英語で録音されています。
受験者のスコアに反映はされませんが、リスニングセクションには追加の質問が含まれることがあります。これらの設問はTOEFLの基準に合わせてスコアを正しく測定するためのものです。予想よりも長い時間リスニングセクションにかかる場合があるのは、この追加の設問があるためです。しかし、どの設問がスコアに反映されるかは受験者には知らされませんので、すべての設問に真摯に回答することが重要です。