IELTSリーディングセクションは、IELTSテストの2つ目のセクションとなり、60分間の試験時間が与えられます。受験者は、一つ一つの設問に対し、時間配分を行いながら、全ての設問に解答することが要求されます。
IELTSリーディングテストでは、様々な問題形式が採用されています。複数の選択肢から回答を選択するものや、空欄を埋めるもの、単語やフレーズを回答するものなど、多岐に渡ります。また、回答は全て手書きで行うため、明瞭な回答、そしてスペリングはIELTSリーディングテストでは、非常に重要な要素となります。アメリカ英語、イギリス英語のいずれも正答として扱われます。但し、リーディングテスト全体を通じて、どちらかの記載に統一させなくてはなりません。
アカデミック版、ジェネラル版によって、IELTSリーディングテストでは異なる出題を行っています。IELTSアカデミック版のリーディングテストでは、3つの大問によりテストが構成されています。いずれの設問でも、大学の教科書や科学に関する雑誌などから抜粋されたと推測される、アカデミックな内容の文章が採用されます。尚、回答の際は、文章のトピックに対する背景知識は一切必要とされません。
IELTSジェネラル版のリーディングテストでも、同様の3つの大問からテストが構成されています。最初の設問では、英語圏の日常生活で見受けられるような短いテキストが提示されます。2つ目の設問では、ビジネスに関するジョブディスクリプションや、メールの文章、トレーニング教材などが用いられます。最後の設問では、新聞や雑誌からの抜粋と見受けられる、少し長めの文章が提示されます。
IELTSリーディングセクションでは、0から9の数値でスコアが採点されます。IELTSリーディングセクションの全体におけるスコア比重は、他のセクションと同等で、IELTS結果送付の際、Overallのスコアとともに結果が送付されます。