オーストラリアワーホリ:2017年最新情報をお届け！

オーストラリアワーホリは2017年に制度内容の変更が発表されました。 毎年、日本人だけでも発給数が1万前後を記録している、 大変人気のあるワーキングホリデー先です。 オーストラリアのワーホリは、 １年目の労働条件によって２年目のビザ発給があるため、最長で２年間オーストラリアに滞在することができます。その為、長期で海外滞在したい方に人気です。オーストラリアのワーホリ制度に関しては、収入税と年齢制限引き上げが発表されました。2017年にオーストラリアでのワーキングホリデーについて、内容を整理してみましょう。

ワーホリ大国のオーストラリア。

2017年のワーホリはこう変わる！

1. バックパッカー税（収入税）の導入

これまでワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアで就労していた人たちは、年収が18,200豪ドル以下の場合、所得税がかかりませんでした。37,000豪ドルまでだと19％、80,000豪ドルまでは32.5％と段階的に所得税が課せられていましたが、2017年からは全てのワーホリ参加者に収入税が課せられます。 年収が37,000豪ドルまでは15％、37,001豪ドルから80,000豪ドルの間は32.5％が課せられます。オーストラリアのワーホリ参加者の平均年収は、やく22,000豪ドルと言われていますので、15％の収入税というと3,300豪ドルも税金に支払わなくてはいけない事になり、ワーキングホリデー参加者にとって大きな打撃となります。

オーストラリアでは毎年7月が確定申告の時期となっています。タックスリターンと呼ばれ、申請をすると払いすぎた税金が戻ってきます（逆に追加徴税のケースもあります）。ワーホリでオーストラリアに来ている人の場合は、多くが税金が戻ってくるパターンだそうです。タックスリターンはオーストラリアに住み、収入を1ドルでも得ている人すべてに義務付けられています。お金が戻ってくる可能性もありますので、必ず申請をしましょう。

2．年齢上限の引き上げ

これまで参加年齢の上限は30歳でした（ビザ申請時に満30歳）が、2017年1月から35歳までへと引き上げられます。オーストラリアのワーホリは、ビザ取得から1年以内の渡航が条件ですので、35歳でビザを取得し36歳で渡航することも可能です。オーストラリアのワーホリは、条件によって2年目のビザを申請できますが、この2年目のビザも申請時に満35歳の制限が適用されますので、ワーホリで2年間オーストラリアに滞在したい人は注意しましょう。

収入税の導入により、ワーホリ参加者の減少対策として年齢制限を引き上げたものと思われます。35歳というのは、キャリアが軌道に乗ってきたり、家庭を持つことなど、色々なライフイベントを熟考する年齢だと思います。もしあなたが、「いつか海外で暮らしてみたい」「英語の環境に身を置いてみたい」と思いながら機会を逃していたなら、オーストラリアのワーホリは最後のチャンスかもしれません。ワーホリビザの有効期限は1年間ですが、みっちり1年間オーストラリアで過ごす必要はないので、数か月、半年程度海外で過ごしてみたいという方にもお勧めです。

3．ワーホリビザの申請料値下げ

これまで440豪ドルだったワーキングホリデービザの申請料が、2017年から390豪ドルへ引き下げられます。

4．雇用期間が半年から1年間へと変更

これまでオーストラリアのワーキングホリデーは、半年ごとに雇用主を変えなければいけませんでした。業界や職種に偏りが出ないように、そして何といっても農業大国を支える農業従事者や季節労働者を確保するための対策でしたが、2017年からは働く地域を半年ごとに変えれば、同一の雇用主のもと最長1年間働くことができます。業種にもよりますが、1年間働き成果を評価してもらえば、正規雇用される可能性はゼロではありません。オーストラリアで仕事を続けたい方には朗報ですね。

5．ワーホリの準備費用

1番でお伝えしたように、2017年からはワーホリ参加者にも収入税が課せられますので、ワーホリの準備費用もその点を考慮した方がよいでしょう。どの程度の額を準備するかは、人それぞれです。語学学校へ通うつもりならば学費もかかりますし、住む街によっても家賃や物価が大きく異なります。海外旅行保険も加入が必要です。

• カップルで世界中を旅している、すんなーさんのブログ、世界一周トラベロベッロ。2人分の費用が載っていますが、内訳を詳しく紹介されています。

35歳まで挑戦可能になったオーストラリアのワーホリ。あきらめていた方は、この機会にチャレンジしてみませんか？