社会人留学希望者必見。社会人留学で得られる経験、本物の実力を考える。
近年社会人留学を検討される方が増えています。
特に人気があるのは、ニュースなどのメディアでも頻繁に取り上げられる「ワーキングホリデー」がありますが、
最近では、30代以上の方の留学希望者も増えていると感じます。
一方、「今から留学をするのは、年齢的に遅いのではないか」「社会人留学では、若い頃に比べて語学習得に時間がかかるのではないか」といった不安を感じ、留学を断念される方も少なくありません。
しかしながら、そうした「一般論」や世の中の「平均値」という概念に捕われ、留学を断念してしまうことは非常に残念であると思います。今回は、社会人留学で得られる経験そして、本物の実力とは何か?を考えてみたいと思います。
ビジネスの現場を想定し、実践的に英語力を向上できるのは社会人留学ならでは!
ハーバードビジネススクール准教授のセダール・ニーリー氏は、様々な国籍の人が一緒に仕事をするグローバルチームにおいては、語学力がきわめて重要になると指摘しています。具体的には、共通の言語(多くの場合、英語)の語学力が高いメンバーが発言力を持ってしまい、語学力のあまり高くないメンバーが発言しにくい状況になってしまう、といったケースをさしています。
そのため、グローバルチームにおいては、ネイティブスピーカーは、非ネイティヴスピーカーにとって分かりやすいコミュニケーションを心がける必要があり(話す速度を落とす、スラング、難しい表現を使わないなど)、一方で、非ネイティヴスピーカーのメンバーは、同じ国籍のメンバー同士で母国語で確認しあったり、通訳をつけてコミュニケーションを行うといったことをしてはならず、必ず英語で他の国籍のメンバーとコミュニケーションをとる必要があると述べています。母国語で確認しあったり、通訳をつけてしまう時点で、グローバルチームから疎外してしまうためです。
同氏によると、グローバルチームにおける語学力は、チーム内での価値観・目的の共有、密なコミュニケーションやフィードバックと並んで高い重要度を占めるといいます。
こうしたグローバルチームにおけるコミュニケーション・仕事の進め方については、社会人の方であれば、共感する方も多いのではないでしょうか?また、「グローバルチームにおいて英語の重要性は理解しているものの、これまで英語で業務を行った経験があまりないため、突然そう言われても難しい」と感想を持つ方もいるでしょう。私は、こうしたビジネスの現場をシミュレーションしながら、業務に必要なコミュニケーションスキルを実践的に学べることが、社会人留学の魅力の一つであると考えています。
英語力だけでなく、異文化理解力も重要。
また、セダール・ニーリー氏は、語学力に加えて異文化への理解がグローバルチームにおいて非常に重要であるとも指摘しています。具体的には、ある文化において善しとされる態度が、他の文化では失礼に値する、といったケースです。さらに同氏は、メンバーが同じ受け答えをする場合であっても、その意味は発言者の文化的背景によって異なる意味合いを持つケースもあると指摘しています。
たとえば、Yes, I can do this. という言葉をアメリカ人が発した場合、「私は進んでやってみたいし、それを成し遂げられる自信がある」という自信を表す表現になるとのこと。一方、インド人が発した場合は、「(上手くいくかは分からないけれど)試しにやってみたいと思う」というニュアンスになるとのことです。
先日の記事でもご紹介したエリン・マイアー氏も、異文化への理解を示すことなくしては、多国籍環境での業務遂行は難しいと指摘しています。
このようなグローバル環境における異文化理解力を手っ取り早く身につけるためには、社会人留学はまさに相応しいチャンスであると私は考えています。**世界中から集まる同世代のクラスメイトと一緒に学び、英語でのコミュニケーションスキルを身につけるだけでなく、異文化への理解を深められる。**それも、実践的なビジネスの現場を想定して学ぶことができるのは、社会人留学の特権であると思います。
社会人留学でベストな環境・プログラムは?
ここでは、これまでご紹介したような「グローバルチームにおけるコミュニケーションスキルや、異文化理解力を効率的に高めるのに相応しい環境」という視点で考えてみたいと思います。
様々な国籍の人と一緒に学べるプログラム
日本人比率が低めのプログラム(日本人比率10%未満が目安)
「社会人留学」に限定したコースを開講している語学学校
授業以外にも、クラブ活動・パーティーなどで留学生同士で英語でコミュニケーションをとる機会が多数用意されているプログラム
敷地内にカフェテリアが併設されており、授業前後に気軽に留学生同士で英語でコミュニケーションがとれる語学学校
学生寮のルームメイトに異なる国籍の生徒が配属されるなど、宿泊先でも英語環境に身を置けるプログラム
留学プログラムを選ぶ際は、多くの人が「予算内でできるだけ価格の低いプログラム」に目を向けてしまいがちですが、もっと長期的な視点で捉え、費用対効果の高そうなプログラム(しっかり英語力・実力が身につきそうなプログラム)という視点で選ばれることをお勧めします。これから社会人留学をされる方が納得のいく選択をされることを応援しております!
いかがでしたか?留学がいかにキャリアに役に立つか、お分かり頂けたでしょうか。語学習得への最たる近道が語学留学です。世界最大級の国際教育機関EFでは全世界に50拠点以上で語学学校を運営しております。
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