アメリカ南部の文化
玄関先のポーチに座り、甘いアイスティーをすすりながら、フライドチキンを食べるというアメリカ南部体験も悪くありませんが、メイソン・ディクソン線の南(アメリカ南部)の文化を本当に理解しようと思ったら、方言の理解は必須です。今回は南部スラング必須のボキャブラリーをご紹介します。
YOU ALL = Y’ALL
「みんな今日行く?」の”みんな”は通常”you all”を使いますが、南部ではくっつけて”y’all(ヤール)”になります。
i.e. “Are y’all planning to come to dinner this evening?(みんな今日の夕食くる?)”
マナーを大切に
丁寧なマナーが南部文化の特徴。知らない人に対しても”sir(サー[男性])”や”ma’am(マム[女性])”の敬称で呼びます。
i.e. “Yes ma’am, I’m very excited about your cornbread.(はいマム、あなたのコーンブレッドを食べるのが楽しみです。)”
ソーダ = コーラ
南部で”Coke(コーラ)”はソフトドリンク全般を示します。“We’re drinking Cokes.(コーラを飲んでるんだ)”と言っても、実際にはスプライトやファンタを飲んでいます。
準備はPREPAREではなくFIXIN’
準備することを通常英語では”Prepare”を使いますが、南部では”Fixin’(Fixing)”を使います。
i.e. “I’m fixin’ to head to class.(授業の準備をしてるんだ。)”
すべてに祝福を
「残念だったね」など共感を示す場合や「お元気で!」「ありがとう!」の挨拶代わりに”Bless your heart.”ということがあります。女性を夕食に誘って断られた男性に“Bless his heart.(彼に祝福を…)”と言ったように使います。
日々のちょっとした会話で、こういったボキャブラリーを使えば、あっという間にアメリカ南部に馴染めるでしょう!