ニューヨークのレンタル自転車
世界の自転車にやさしい都市のランキングに、ニューヨークが入ることはないでしょう。アムステルダム、コペンハーゲン、ベルリンのような自転車天国と比べると、800万人以上が住むマンハッタンの街を車、タクシーやバスと一緒に自転車で走るのは、あまり楽しい体験ではないかもしれません。
でもニューヨーク市が初の自転車共有プログラムを開始すると、ニューヨーカーたちは移動手段を地下鉄から自転車に変更しました。多くの人がこのプログラムを歓迎しているようで、みんなの興奮が醒めやらぬなか、私も実際に使ってみました。
使ってみて良かったこと。
6,000以上の自転車ステーション(それも今後さらに増える)があるので、返却に困ることはあまりないでしょう。
通勤、通学をはじめ、ちょっとした用事に使うには良いかもしれません。タクシーよりも断然安上がりだし、熱気溢れる地下鉄よりも快適です。
自転車専用道路も増えて来たので、混雑が多い道でも今後は走りやすくなっていくでしょう。
悪かったこと。
ニューヨークのスピード感について行かなければならない人にはあまりおすすめできません。自転車自体、最高の状態でメンテナンスされているとは言えないので、漕ぐのに少し力が必要ですし、スピードを出すのは難しそうです。
また30分の時間制限も不便。30分を超えると、追加料金として$4の料金が発生するので、お得感はなくなります。
あと人が多く集まる場所に行くときは注意が必要。例えばハッピーアワー中のミートパッキング地区(Meatpacking District)にこの自転車で行くと、ステーションが埋まっていて返却できないことがあります。スマホで使えるステーション検索アプリは必須です。
このような自転車シェアプログラムはニューヨークだけでなく、ロンドン、パリ、ワシントンD.C.など世界各国の主要都市で実施されているので、良い点、悪い点をよく理解し、楽しい旅行や留学をさらに楽しいものにしてください!初乗り無料なので、お金の無い方は要チェック!