海外留学は6月出発がおすすめ?(ロンドン留学体験談)
1)留学を決めたきっかけ、理由
もともと教員になる予定でしたが、大学3年時の教育実習で「この世界で今後40年間過ごすことは無理だ」と感じました。
教員にはならない。ただ、別の選択肢は。。。?と考えた時に、中学のときから伏せていた「本音(ヨーロッパサッカーの仕事に関わること)」を思い出しました。
周りからは「ここまで来たのに留学に行くの?」「教員は安定しているよ」と言われましたが、「自分がどうしたいのか」で決断しました。
無謀ともいえる私の夢を、「留学環境」と「情熱」で後押ししてくれたのが「EF」と「EFのカウンセラーの方」でした。
2)6月の長期留学を選ばれた理由
大学4年を通年で休学をして留学ができる、海外ギャップイヤーとして最後のタイミングであったからです。
教師以外の選択肢を考え始めたのが、大学3年の1月でした。
留学会社を選び始めたのが、大学3年の3月(4年になる寸前)です。周りはすでに、4か月後に迫る教員採用試験へ向けて、猛勉強を開始していました。
非常に孤独感を感じましたが、自分の決めた道を信じて、6月渡航を決めました。
3)6月に入学したことの利点(4月でもなく、9月でもなく)
9月に入学してくるヨーロッパからの多くの生徒と合流した時に、彼らとスムーズに英語でコミュニケーションが取れることです。
4)出発前にどのような準備をしましたか?知っておけばよかった情報
急であったのであまり準備はしていませんが、
これまでの人生の中で英語の勉強は常にしてきました。
5)現地でのクラスメイトの雰囲気、国籍、クラス、クラス外の様子
EFロンドン校は、60~70%がヨーロッパからのEF生で、その他20%が南米、アジア人は10%以下なイメージです。
一クラス10人~15人の少人数クラスで、主に英語の4技能を満遍なくカバーするカリキュラムですが、常にスピーキングであったり自分の意見を主張することを求められます。
日本の教育にどっぷり浸かってきた自分にとって、この文化の違いは強烈な刺激でした。
クラス外は、すべて自分の自由時間となります。
私の場合は、現地のサッカークラブでイギリス人の子どもにサッカーの指導をしていました。
他の友達は、旅行へ行く人や、勉強をする人、市内散策をする人等、様々です。
先生からなにか指示を受けて動く日本の学校とは違い、すべて自分次第である環境はとても刺激的でした。
6)もし9月に出発していたら自分のスケジュールは変わっていましたか?
変わっていました。そもそも留学をしていなかったと思います。
6月出発が無ければ、9月時点で自信をもってヨーロッパからの留学生と話すことはできなかったです。
また、9月から1年間留学した場合は、後期→前期と休学しなければならず、その後の卒業論文であったり、かなりタイトなスケジュールになったことが予想されます。
4月には遅れてしまったけど、まだ留学に行きたい方は、6月が非常におススメです。
7)留学終了後、帰国してからの活動内容、意識の変化など
留学前の自分の姿が思い出せなくらい、すべてが変わりました。
日本の教育(公立小・中・高・浪人・国立大教育学部)にどっぷり浸かってきた自分にとって、ロンドンでの経験はすべてが新鮮で、「日本で学んだ常識」をことごとく覆されました。
「周りの目を気にする必要はない」「自分の意見を主張することの大切さ」「自分と相手の違いを認める」この3点は帰国後も常に意識していることです。
少しずつ日本へ欧米思想(多様性や個人主義等)が流入していますが、日本の文化やその良さも忘れないように意識して過ごしています。
8)これから留学を行く方へのメッセージ、伝えたいこと
コロナ禍での留学はご不安かとは思いますが、今だからこそ学べることがあると思います。
物事は捉え方次第です。
4月出発に間に合わず、「留学」という選択肢を消そうとしている方、まだ選択肢は残しましょう。
留学がBestな選択肢かどうかは、ご自身で決めれば良いですが、留学がBestな選択肢である場合、「6月出発」は確かに一つの選択肢となり得ます。
9)そのほか、伝えたい事あれば。自由に
留学を通して日本の文化・制度は世界的に見ればマイノリティであると気づかされました。
どちらが良いのか、悪いのかという話ではなく、互いの「違い」を知ること、理解すること、認めることが、今後の日本では大切になります。
留学がすべてであるとは言いませんが、外へ出るのであれば、早ければ早い方がいいと思います。
もしいま悩んでいるのであれば、6月出発をするのはいかがでしょうか?
人と少し違う道を進むことも、面白いと思いますよ!