海外インターンシップの魅力とその準備
大学生の間から企業の一員として働く「インターンシップ」に励む学生たちが増えているようですが、最近では、国内だけでなく海外でインターンシップを希望する声も増加しているようです。それも、将来、グローバルな環境で自分のキャリアを磨きたいと思いがある学生たちが増えているから。ですが、国内と海外では「インターンシップ」の捉え方が少し違うようです。
そこで今回は、2015年12月23日(水)にマイナビ国際派就職EXPO 東京ウインターでゲストスピーチを務めたEFの長期留学カウントリー・プロダクトマネージャー、クリス・クレングレンの『海外インターンシップの魅力』をご紹介します。
海外で「インターンシップ」をするということ
まず前提として、海外では日本のような”就職活動”はありません。では、海外では、どのように企業に入社しているのでしょうか?その一つの方法が「インターンシップ」です。企業は、即戦力を求めて、インターンシップという機会を学生たちに提供しています。そして、そのインターンシップでは、チームでどのような役割を担い、どのような対応をするのか、もし困難な場面にぶち当たった時、どのようにして対処するのかを企業は見ています。そのことを知って海外インターンシップに応募するのと、何もしらずに応募するのでは、全然意味が異なります。もし、あなたが海外キャリアを掴みたいのであれば、思い切ってチャレンジするべきですし、もし、雰囲気だけを味わいたいと思って応募するのであれば、きっと書類審査の段階で落選してしまうでしょう。
様々な海外インターンシップ、季節需要が狙い目
とは言え、いわゆる実際の腕試しの場所としてではなく、単に人手不足でインターンシップを募集するケースもあります。例えば「キャンプ・リーダー」のような季節需要の職種です。中学生・小学生のキャンプのお世話をする、言わば、世話人のような仕事です。これは、スーツを着てオフィスに通勤して何か書類を作成するといった仕事ではありませんが、チームをまとめる能力やキャンプを楽しませるための企画アイデアを他のキャンプリーダーたちと一緒に試行錯誤して作っていく素晴らしい仕事です。当然、コミュニケーションは「英語」が前提になるでしょう。また、子供達は、大人よりも扱いづらい部分があり、とてもハードな環境かもしれません。ですが、そのような環境で揉まれれば、きっと、どこにいっても通じる魅力があなたに備わるはずです。
少しでも良いから自分の力で探そう
海外インターンシップに参加する方法は、海外インターンシップを専門に扱う会社や代理店に依頼すれば、もしかすると簡単に見つかるかもしれません。ですが、宿泊先からエアーチケット、ビザの手配まで、全部を任せてしまっては全く意味がありません。帰国した時、何も語れない自分に気がつくはずです。もし、あなたが海外インターンシップを将来の糧にしたいのであれば、少なくとも何か一つ自分でやってみましょう。例えば、宿泊先の手配やビザの申請など…もしビザの申請がわからないのであれば、アメリカの場合、アメリカ大使館のホームページに載っています!どんなことでも良いので、自分の手で海外インターンシップへのレールを作っていきましょう。
「語学力」に自信がなければ学校に通いながらインターンシップも!
海外インターンシップにチャレンジする場合、やはり、語学力は必要不可欠です。コピーを取る、受付だけをするといった語学力を必要としない職種や機会もあるかもしれませんが、それでは、全く意味がありません。それを希望するのであれば、わざわざ海外に行くよりも国内でインターンシップをした方が良いでしょう。もしあなたが、海外にこだわるのであれば、まずは語学力を磨きましょう。EFの海外インターンシッププログラム(語学留学+インターンシップ)も検討しましょう。とにかく、少しでも円滑なコミュニケーションが取れるように今から語学力を身につけることが重要です!