親子で考えたい「留学ギャップ」- 理想の中高生留学
季節はまだ冬真っ盛りですが、既に夏休み留学のお問合せが入ってきています。年々、夏休みを利用して留学している中高生が増えてきています。今までに経験したことのない海外生活、充実した時間を通じ、少しでも成長して日本に帰国してもらいたいですね。
ところで皆さんは「留学ギャップ」という言葉を知っていますか?
**「留学ギャップ」というのは、海外留学の際に親子の間で生まれる「留学の目的」のすれ違いのこと。**親が我が子のためを思ってやったことであっても、子供にとっては単なる押し付けになってしまうことがあります。(例えば、将来のためと思いきちんと話し合いもせず、留学を申し込んでしまうこと)
しかし、なぜ、押し付けになってしまうのか?
考えてみてください。中学生や高校生にしてみれば**「将来、英語ができないと就職できない」「海外留学経験がないと理想の企業に就職できない」**なんて言われても、遠い先の出来事。なかなかピンと来るものではありませんよね。
「理想」の留学を実現するためにも、留学ギャップを埋める必要がありますよ!そこで、今回は親子で考えたい留学ギャップについて紹介します!
将来への「不安」とどう向き合うか
子供の将来を見据え、海外留学について考えるとき、どうしても不安や疑問を抱くものです。**いつから留学させるべきなのか?本当に留学させるべきなのか?**ほとんどの親が一度は考えているのではないでしょうか。
ただ、その焦りや不安を我が子に押し付けられてしまっても意味がありません。無理やり海外留学に飛び込ませた結果、良い思い出をつくることができず「失敗」してしまったというケースは多々あります。
そうならないためにどうしたら良いか、何をしなければならないのか考えてみましょう!
「留学ギャップ」を埋めるために
では、一体どうしたら「留学ギャップ」を埋めることができるのでしょうか?その1つの方法が、お互いの考えをきちんと知るための**「会話」**です。当たり前のことかもしれませんが、会話が出来ていないから留学ギャップが生まれるのです。
まずは留学にテーマを絞らず、海外や英語に興味はあるのか?興味があるとすれば、海外ドラマや映画なのか、それとも文化遺産や海外の街並みなのか……。海外へ足を運んでみたいと思ったきっかけについて話をしてみましょう。
そして、どうして留学する必要があるのか、その理由をきちんと親子で理解し合いましょう。
留学したら、まずは「3慣れ」
もう1つ重要なのは、留学にいきなり高いハードルを設けないということ。
日本とは違って、普段慣れない英語での生活は想像以上に大変なことばかり。例えば短期留学で、夏休みの1ヶ月間どっぷりその生活環境に浸かるだけでも、大変な苦労があります。
「留学して○○する!」という目標を立てるのはすばらしいことですが、まずは身の周りのことから。**「海外生活(習慣)に慣れる」「外国人に慣れる」「英語に慣れる」**の3慣れを目標に、海外留学に取り組みましょう。
3慣れに成功したあなたならきっと、もっと長い期間、もっと日本人が少ない地域であても、海外留学を成功させることができるはず!