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CEFRって何?学習方法はどう変わる?CEFRを大解剖

CEFRって何?学習方法はどう変わる?CEFRを大解剖

大学入試改革で注目を集めているヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)。大陸続きのヨーロッパでは各国で異なる言語が話され、語学力を共通して測れる指標のために制定されました。各種民間試験の結果を横断的に測ることができるため、CEFRは今、注目を集めています。これからの英語学習で注意すべき点を探ってみました。

包括的に語学が身につくタスクベースラーニングがカギ

大学入試改革で民間試験の導入が話題になりましたが、点数も問題方式も異なる試験の点数をどのように統一して審査するのか?そこで話題に上がっているのが、CEFR(読み方:セファール)です。CEFRはヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference)の略語で、言語が国ごとに異なるヨーロッパにおいて、言語のレベルを統一して評価できるように制定された枠組みのことです。

CEFRに準拠した勉強方法

CEFRは語学レベルを測るための仕組みではありますが、CEFRの試験というものはありません。CEFRの目的はあくまで、外国語でどの程度、自分の意思表示ができたり、調べものができるなど、**言語を使ってどのようなアクションができるか(Action-Oriented)**に重点を置いています。

文科省のウェブページより

上記の表を見ていただくとわかるように、いずれのレベルも、日常やビジネスで使われるシチュエーションを想定し、行動可能な範囲を示しています。例えば、B1レベルであれば、学校や仕事など日常の話題について理解でき、身近な出来事に関する会話が成立するレベルです。

タスクベースの学習方法

与えられたタスクを、外国語を使ってコンプリートすることをタスク・ベース・ラーニングと呼びます。例えば『カレーをグループで作る』という課題があったとします。まず、英語でカレーのレシピを調べます(インプット)。次にグループ内で分担を決め、調理を始めます。出来上がったカレーは完成品(アウトプット)となります。

この一連の作業を英語を使って行い、インプット(英語でレシピを調べる、野菜の名前を覚える)→アウトプット(完成品、この場合はカレー)を経ることで、目的に向かって作業をしながら能力を身に付ける方法をタスク・ベースド・ラーニングといいます。

タスクベースラーニングができる学校ってあるの?

前述の通り、CEFRの試験というものはありません。タスクベースラーニングを英語の授業に導入できている学校もまだ少ない状況で、包括的に語学力を伸ばしていく教育はまだまだ課題が残っているのではないでしょうか?

CEFRの指標をガイドラインにして語学を学習するなら、語学留学も1つの有効な方法です。現地で生活することで日々、4技能(話す、聞く、読む、書く)を使いますし、予期せぬ出来事に自分自身で対応するなど外国語をツールとして使う機会が圧倒的に増えるからです。

海外留学を考えているなら、CEFRを学習の習熟度測定に利用している学校を選ぶとよいでしょう。例えばEFでは、CEFR基準に沿って学習要項を設定しているだけでなく、講師たちもCEFRの指標に沿った教授法を心得ています。語学学校を卒業するときには、CEFRレベルを記した成績証明書が発行されますので、進学や就職など、将来の進路に必ず役立つでしょう。

まとめ

日本人にはまだ馴染みが薄いCEFRですが、入試改革や社会のグローバル化の波に乗って、英語留学に行った際目にする機会が増えることでしょう。その時になって焦ることのないよう、今からCEFRについて知識をつけ、日々の語学学習に役立てていきませんか?

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