【EFラブストーリー】~EF語学留学から国際結婚まで!~
2019年1月、サチさんは英語を勉強するために、EF語学学校キャンパスの1つであるEFシンガポール校に到着しました。サチさんは以前日本、イギリスで介護者として働いていました。ある日キャリアチェンジを考え、英語を上達させることが次のステップとして必要であると考えました。彼女は世界中に50を超える拠点あるEF Education Firstの語学キャンパスという多くの選択肢がある中で、日本の家族に近い場所で英語で留学ができると言う点からEFシンガポール校を選択しました。
サチさんは何か新しい生活や文化に飛び込む準備は出来ていましたが、まさか彼女の人生をこれほど変わる留学になるとは思いもしませんでした。
その後彼女はすぐに同じクラスでティエリーに会いました。ティエリーは彼女の3週間後にフランスから到着しました。会社員をしていた彼も同様に、英語を学ぶことで大きなキャリアチェンジを目的としていました。
二人ともすでに社会人としての経験があった為、社会人留学向けのアカデミックプログラムのコースに参加しました。彼らは出逢った後に会話を重ねるに連れ、多くの共通点があることに気づきます。
2019年、EFの仲間と夕食を共にするサチさんとティエリー。
「ティエリーはいつもクラスをとても楽しませていました。クラスメートみんなが彼のことを好きで、ハンサムな年上の西洋人という感じでした(笑)」
サチさんは当初、二人の間には何も起こらないと思っていましたが、学校が主催するアクティビティを通じて徐々に距離が縮まっていったそうです。
その後二人は会話を続けていき、クラスで学んだディスカッショントピックのおかげもあり会話が尽きることはありませんでした。
「クラスでは、自分の価値観や人生経験からさまざまな世界のトピックについて意見を述べる必要があるため、お互いについて多くのことを学ぶ機会になりました。」とサチさんは言います。
「私たちは自分たちの意見を交換するに連れてお互いを非常によく理解するようになります。」
放課後には、プライベートなことから将来の目標まで、あらゆることについてディスカッションをしました。サチさんとティエリーは、日本とフランスの文化が当初考えていたよりも多く共通していることにすぐに気づきました。
二人は尊敬心や教育的価値観、そしてお互いの家族の重要性についての理解を深めました。ティエリーは「EFが出会い系サービスを始めて彼らのディスカッションの質問を使って生徒同士のデートをもっと促進させるべきだ。」と冗談を言っています。(笑)
二人はシンガポールで出逢うまで全く異なる道に進んでいましたが、お互い共通してグローバルな考え方を持っていました。
サチさんはイギリスに渡る前にカナダ、インド、香港、オーストラリアに旅行、もしくは在住していました。ティエリーはフランスに戻る前にコートジボワール、セネガル、カメルーン、ガボンで働いていた経験があります。
「私たちは新しい文化、新しい国、そして新しい人々を体験したかったのです」とティエリーは言います。「世界を発見し、新しい人々と出会い、彼らの言語や習慣について学びたいという願望は、私たちに共通するモチベーションです。」
マレーシアの週末旅行
彼らの共通する興味・関心を通して、二人は離れがたい存在になり、彼らの友人関係はカップルへと発展していきました。
彼らはお互いについてさらに学び、クラスでお互い切磋琢磨し、一緒にシンガポールを探索したりと二人の思い出を積み上げ続けました。
留学中にパートナーを見つけることは二人とも全く予想していませんでしたが、シンガポールは二人にとって留学以上の特別な時間となりました。
2019年8月が近づくと、サチさんEFでの留学期間に終わりを告げなくてはなりませんでした。
そこで二人は人生の分岐点に達します。
どのようにしてこの関係を続けるべきか?
シンガポールに定住するか、それとも母国に戻るのか。
滞在中に彼らはシンガポールをこよなく愛するようになり、シンガポールはとても安全でキレイで、フレンドリーである国であることに気づかされました。結果少しのためらいも無く、彼らは共にシンガポールに残ることに決めます。
「物事をグローバルに考えると、ひとつの国、ひとつの都市、ひとつの村のみを考えていることは少なくなります。より一層考えがオープンになり、さまざまな困難な時代を乗り越えるのがより簡単になります。」とティエリーは言います。
ティエリーがEFコースを修了した頃、サチさんはすぐにシンガポールの日本企業に就職しました。
そして年末近く、彼らは自分たちの家族が一人すくすくと成長していることに気づきます。二人は赤ちゃんが生まれる前に2つの夢を話していました。
一つ目はサチさんの家族を訪ねる為の日本旅行。
「私の家族は 『お二人はどうかしてる!』みたいでした。(笑)」とサチさんは笑って言います。
ティエリーは、日本にこれまで訪れたこともなく、言語も知らなかったにもかかわらず、すぐに日本に恋に落ちました。
「言葉の異なる夕食の場は普段とはまったく異なります。自分の国では家族に会うと冗談を言うことができますが、まず言語が共通しないとそれはできません。」とティエリーはサチさんの家族との夕食を思い出しながら笑いながら言います。
彼はあることが言葉の壁を壊すきっかけになったと言いました。
「食べ物は世界共通の話題です。日本の食べ物は素晴らしいです。おいしい食事とおいしいワインはお互いの緊張感をほぐし、私たちをリラックスさせ、素晴らしい時間を共有させてくれます。」
出産前の二人の夢の2つ目は、結婚でした。しかしシンガポールは新型コロナウイルス禍の都市封鎖の最中に結婚式を計画することはとても困難でした。
彼らは、会場選びに思考を凝らします。
「考えた結果、私たちが出会ったEFスクールでの結婚式は素晴らしいアイデアだと思い、スタッフや教師の方に連絡を取り、立会人として招待させて頂きました。」とサチさんは語りました。
「私たちは結婚式に出席してくれたスタッフにとても感謝しています。」とティエリーは言いました。 「現在は世界中の多くの人が苦労していることを知っているので、それでも彼らが私たちに参加してくれたことに特に感謝しています。」
結婚式はソーシャルディスタンスのため20人に制限され、出席した20人のゲストはすべてEFのスタッフと教師でした。数週間後、シンガポール建国記念日に赤ちゃんのケンゾーが生まれます。
サチさんとティエリーが赤ちゃん、ケンゾーを迎えました
シンガポール建国記念日に赤ちゃんケンゾーを世界に迎えましたことはサチさんとティエリーにとってとても誇りでした。
現在、親となり数か月が経ち、サチさんとティエリーは家族として多くの時間を過ごし、二人でNetflixを見たりしてリラックスして過ごしているそうです。
彼らの故郷のお気に入りの番組や映画をシェアしたり、アメリカの番組で英語を練習したりすることも。(「フレンズ」の8シーズン全て見て、スタジオジブリの映画もお気に入りの一つだそうです。)
二人は日本語とフランス語の両方の子守唄を歌いながらケンゾーを育てており、二つの言語で彼に話しかけてお互いに教え合っているので、毎日少しずつ家族として学ぶことができると言います。
「愛には言葉がありません。そして私たちにはお互いだけが知る言葉もあります。その為お互いをとてもよく理解しています。」とティエリーは言います。
「私たちはお互い少し日本語と少しのフランス語を理解していっています。英語が共通の言語ですが、話すときは全てが混ざり合っています。私たち独自で作り上げたものです。」
では、将来はどうなるのでしょうか。
ティエリーはこう答えます。「私たちの英語力があれば、どこにでも行くことができます。恐らく挑戦にはなりますが、エキサイティングでもあります。私たちには新しい赤ちゃんが生まれました。未だ将来ははっきりしていませんが、不可能なことは何もありません。私たちの”リトル・モンスター”を連れてどこへでも行けると信じています。」