「EF EPI英語能力指数」2022年版世界ランキングが公開~日本の順位は果たして?~
EF EPI英語能力指数について
EF EPI英語能力指数は、EFがオンラインで無料公開している英語力測定テスト「EF SET」(エフセット)の前年受験データを元に、非英語圏の国・地域1における英語能力を、経年的に計測・追跡するベンチマークとして2011年より毎年秋に継続的にEFが発表しています。
2022年版のランキングでは、日本は前年度よりさらに順位を下げ(-2ポイント)、112か国・地域中80位。隣接国の中国(62位)や韓国(36位)から差をつけられる結果となりました。
EF EPI 英語能力指数<2022年版>の主な結果を以下にてご紹介いたします:
1. 世界における25歳以上の成人の英語力は向上し、40歳以上が最も向上
21~25歳の成人の英語力は横ばいでしたが、18~20歳の層では2020年以降、50ポイントも低下する結果となりました。
2. アジア諸国は一部の地域により若干の低下傾向
日本は昨年よりもさらにランクを下げ80位という結果になりました。その他フィリピンと中国もやや低下した結果となりましたが、シンガポールは昨年の4位から2位に上昇、マレーシアが28位から24位に上昇、韓国も37位から36位に上昇など上昇傾向にある地域も出てきています。
3. グローバルでは。都市部の英語力低下が顕著に。結果、能力指数が分散される傾向に。リモートワークに起因か?
500以上の都市部を分析すると、そのうち130都市がその地域のスコア以下になり、都市部以外は平均値と変わらないという結果になりました。これはコロナ禍でのリモートワーク推進により、多くの英語話者が主要都市から移動したということが推察されます。一方日本では、依然主要都市(関東および関西)がリードしており、日本全体のスコアよりも40ポイントほど高い結果になっています。
EF EPI 英語能力指数2022年版のランキングおよびレポートは以下のサイトでご覧いただけます。http://www.efjapan.co.jp/epi/