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一生ものの英語力は若いうちからの英語教育がカギ!EF EPI 英語能力指数 2019年度版

一生ものの英語力は若いうちからの英語教育がカギ!EF EPI 英語能力指数 2019年度版

なぜ小学生から英語教育を行うのか?データから読み解く学校の英語教育の重要性

2020年英語教育改革で変わる、小学生の英語学習

文部科学省の掲げる目標によると、小学生の英語学習では英語に慣れ親しむことを重視しているとのこと。小学3年生から英語の授業が始まる予定ですが、3~4年生では身の回りの物事を英語で言えるようになる(例:天気や食べ物について)、5~6年生では簡単な読み書き、丁寧な表現で依頼や質問ができるようになる、英語で物事の順序を理解できる(例:旅行の日程)というベンチマークがあるようです。

年齢に合わせた英語教育で一生ものの英語力を身につける

EF EPI-sによると、英語スキルの4技能(聞く、話す、読む、書く)のうち、リーディングスキルに比べてリスニング力は発達が早いという調査データが出ています。これは海外メディアの普及によって英語を耳にする機会が増えていることなどが考えられます。会話が成立するためにはリスニング力は必須ですが、社会に出たときに必要になるのは読解力(リーディング力)です。リスニング力もリーディング力もバランスよく身につける必要があります。

青色の線がリスニングスキル、横軸は年齢。年齢に関係なくリーディング力に比べリスニング力のほうが発達しているという結果です。

そして、高校に進学する時点で英語力が初心者レベル(CEFR のA1レベル)の生徒の場合、進学後の英語レベルが上がりづらい傾向があることも分かりました。反対に15歳までにA2レベルの英語力がある生徒は、高校在学中に英語力が伸び続ける傾向があるという調査結果も出ています。中学校卒業までに英語に慣れ親しんでいると、その後も継続して語学力が向上するようです。

語学力アップのカギは継続

18歳以上の成人を対象とした調査、EF EPI 英語能力指数2019版によると、本年度のランキング1位はオランダでした。上位10位までを占めているのは圧倒的にヨーロッパの国々です。ヨーロッパ諸国の成人の語学力が高い秘密は、どこにあるのでしょうか?

年齢別・地域別 EF SET スコア

EF SET-sのデータによると、実は13歳時の英語力に地域差はほとんど無く、世界全体でほぼ均一を保っています。しかし年齢が上がるにつれ、差が広まっていき、22歳時ではヨーロッパ地域の英語力が突出するようになりました。

EF EPI-sのレポートではこの現象を、長い年月をかけて英語学習に取り組んでいる顕れであると考察しています。ヨーロッパ諸国の教育制度は、大学卒業まで英語学習を支援する教育制度が多く、英語学習を継続して行える環境が整っている国が多いのです。

まとめ

13~15歳前後の英語教育や英語への理解度、その後の継続した学習が、成人の英語力に影響するようです。習熟度の速いうちに基礎ができていれば、年齢を重ねるごとに英語への理解度が深まります。英語でのコミュニケーションが可能になれば、将来的によりたくさんの選択肢の中から進路を選ぶことができます。

EFでは50年以上に渡る語学教育、教材、教授法のノウハウを蓄積しています。詳細のデータ、資料のダウンロード、学校向け無料オンライン英語テストのお問合せは下記からお気軽にどうぞ。

<参照資料>

文部科学省<今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~>

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352464.htm

文部科学省<小学校における英語教育の目標と内容>

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/attach/1379940.htm

EF EPI 英語能力指数 2019年度版

https://www.efjapan.co.jp/epi/

2019年度版 EF EPI の資料はこちらからEF EPI の資料を見る
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