コーネル大学MBAの人気留学ブロガーによる「社会人留学」成功の秘訣をご紹介します!
コーネル大学MBA(正式名称:Samuel Curtis Johnson Graduate School of Management)は、アメリカのトップスクールの中でも東海岸の人気校の一つ。今回は、そんなコーネル大学MBAプログラムのご紹介とともに、同校在学中の人気ブロガーKaz Otaさんのブログから、「社会人留学」をするかどうか悩んでいる方へのメッセージをご紹介します。
コーネル大学MBAとはどのようなプログラム!?
まず、コーネル大学MBAについてご紹介しましょう。人気ブロガーKaz Otaさんの学ぶプログラムは、一体どのようなものでしょうか?ここでは校風・特徴をご紹介します。具体的なカリキュラムについては、こちらをご確認ください。
小さく・結束の強いコミュニティとこれに付随する豊富なリーダーシップの機会
人数が少ないため、必然的に何がしかのリーダーシップを取る機会があります。実際、在校生の方々によると、同級生の間や上級生との助け合いの精神が大きくて、MBA生活に慣れない中でも就職活動や学業、生活面でサポートを得られるのが心強いとのことです。卒業生も、現役生や他の卒業生を支援しようとして下さる方が多いとのこと。また、教授やスタッフも、学生のことを気にかけて下さったりするとのことです。
実践的教育
これは日本人在校生サイトでもご紹介されているパフォーマンスラーニングという教育方針を指しています。知識を一気にインプットし、その後それをアウトプットさせることで、単にビジネスの知識を学ぶだけでなく、実務で使えるような形で吸収できるよう工夫されています。
コーネル大学全体の圧倒的に豊富な教育・研究資源活用の機会
ビジネススクール外の学部・大学院の授業も履修可能である上、エンジニアリングスクールや獣医学スクール等の他大学院との共同プロジェクト等もあるので、学びの機会が通常のビジネススクールの範囲に留まらないとのことです。これは総合大学ならではの強みと言えるでしょう。
MBA受験をされる方の中には、「MBAプログラムの人数が多い方がいいか?少ないほうがいいか?」といった視点で学校選びをされる方がいます。一般的に、プログラムの人数の少ない学校では、学生間の結束力が強くなる一方、ネットワークの規模は小さくなりがち(そもそも人数が少ないため)とされます。しかし、コーネル大学MBAにおいては、歴史ある総合大学が母体であることから、プログラムあたりの人数が少なく、結束力が強い一方、ネットワークも非常に充実している点が大きな魅力であると思います。
そもそもコーネル大学MBAブロガーKaz Otaとは何者!?
実は前回の記事でも、コーネル大学MBA在学中の人気ブロガーKaz Otaさんのブログについてご紹介させて頂きましたが、そもそもこの「Kaz Otaとは何者か?」とご感想をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そこで、まずはKaz Otaさんの略歴をご紹介しましょう。
Kaz Otaさんは、「コーネル大学MBA人気留学ブロガー」としてご実績を築かれる以前は、「元スキージャンパー」であり「国内大手不動産デベロッパー勤務」であり、さらに「台北・上海への駐在経験あり」という、まさに日本社会を代表するようなエリートビジネスマンです。詳細プロフィールについては、ブログをご確認ください。そんなKaz Otaさんですが、MBA受験には相当苦労をされたようで、彼のブログに綴られた受験体験記は、今も多くの日本人受験生を励まし続けています。
社会人留学がしたいと思いつつ、挫折しかけている方へ。
そもそも、社会人留学の決断は多くの社会人の方にとって非常に大きなものです。大学院・MBA受験では、IELTS/TOEFL等の英語スコアの取得そして、GRE/GMATの受験も必要になります。そうした一連の受験のプロセスを仕事と両立させることが難しいことに加え、私費留学の方にとっては「仕事を辞める決断をする」ことが最もエネルギーの要る決断になるのではないでしょうか。現在、社会人留学をするかどうか悩んでいて、挫折しかけている・・・という方には、こちらの記事がおすすめです。以下、一部記事を抜粋します。
MBA受験に本格的に取り掛かってから合格に至るまで2年、受験を意識し始めてから数えると3年掛かった。その間、延べ16校を受験し、新婚旅行費用を含めると受験費用として380万円もの膨大な資金を投下することとなった。それだけではなく、大好きな飲み会を断り続けたり、趣味の時間を削ったり、睡眠時間を削り過ぎた影響でフラフラになって倒れたりと、非常に大きな犠牲を払った。振り返れば振り返るほど、MBA受験とは生半可な気持ちで臨んで結果を得られるものではないことを感ずる。(中略)
しかし、受かるまで受け続けるというのは、簡単なようで難しい。私費MBA受験の最大の敵は、受験期間中の環境変化だと思っている。MBAを志す人々の多くは20代後半から30代半ばだ。この時期というのは、結婚・出産・昇格・転勤・転職・親の引退等、人生最大級のイベントが多発するとんでもない時期だと思う。このような時期に、肉体・精神・時間・金銭の4面全てに於いて膨大なリソースを投入してMBA受験を継続することは困難を極める。(そして、合格したところでその後2年間は膨大な借金を抱え、異国で無収入で過ごす日々が待っている。)(中略)
実際、MBAを取得したからと言っても明るい未来が確約される訳では無く、将来を測る明確な指標も無い。ただ、実際にMBA生として学び始めてみた者として、毎日が新しい刺激に溢れ、輝いていることだけは明言できる。東京で毎日暗い気分で出社していた頃とは同じ人生とは思えない。世界中から集った優秀なクラスメート達と日々切磋琢磨することで、自身、凄いスピードで成長している感覚を得ている。
現在、社会人留学をするかどうか決断に悩んでいる末、この記事にたどり着いたという方は多いでしょう。「社会人留学」の決断には、Kaz Otaさんのように「元スキージャンパー」「駐在経験あり」という優秀な人ですら、受験準備に膨大な時間を費やしたり、1年目の受験で失敗したり、悩んでるものです。
社会人留学は、決断や準備がとても大変ですが、Kaz Otaさんのように、諦めずに行動し続けることで、自ずと望む結果を得られるでしょう。また、大学院やMBA留学を検討中であるものの、受験勉強が捗らないという方は、思いきって受験準備段階で留学をし、海外で受験準備に専念してしまうのも一つの方法です。語学学校によっては、受験対策を集中的に行うことのできるコースを設けている学校も多数あります。一人ひとりの方が、自分のやり方に合う方法で、社会人留学を実現されることを応援しております。
Image by: コーネルMBA 日本人在校生サイト