ブリストル留学体験記-経験は人生の宝物。
EFブリストル校に留学した、 EFアンバサダーの南宜秀さん(渡英時21歳)に、 ブリストル留学の体験談をお伺いしました! 大学受験を頑張っていた南さんですが、 受験はなかなか思うように行かず、 色々な事を考えたそうです。 そんな中、 自分を変えよう!と思い立ち休学して語学留学。 どのようなストーリーが彼を待っていたのか!? ブリストルでの経験を赤裸々に語って頂きました。
ブリストル留学体験談
1.留学時の年齢、EF参加校、留学時期・期間を教えてください。
留学時は21歳で、2016年4月~9月の間、イギリスのEFブリストル校でインテンシヴコースに参加しました。
2.留学しようと思ったきっかけは?
大学受験で失敗し浪人で頑張っても第一志望に落ちてしまい、それまで持っていた根拠のない自信が完全に消えてしまっていました。なんの夢も特技も自信もないまま大人になって一生このまま変われないのではないかと思うようになり、何でもいいから完全に真新しい世界に身を置いて何か変えてやろうと思い大学を休学して留学することにしました。
3.留学前の語学レベルは如何でしたか?
中の下から上(B13-B23)のクラスに入った当初は、本当に先生が何を言っているか分からずクラスメイトに圧倒され、ペラペラな友達ばかりに囲まれて正直かなり辛かったです。しかしその悔しさから、いろんな先生や友達から業を盗み常にこの表現使ってやろうとか考えているうちにみるみる成長が自覚できてとても楽しかったです。
4.出発前にどのような準備をしましたか?知っておけば良かった情報などはありますか?
特に準備はしていませんでした。ただ思ったのは、自分が普段よく使う言葉や単語くらいは覚えていくと便利です。滞在先で必死に文法の本やら単語張やらを毎日勉強している日本人をよく見ましたが、あれは本当にもったいないと思いますし、友達もできません。いろんなことを試して経験できる貴重な時間なので毎日英語を使って遊んでください。不安で勉強をしたい方は行く前に自宅ですることをお勧めします。笑
5.クラスの雰囲気やクラスメートの国籍を教えてください。
ブリストル校はイギリスにあるのでイタリア、フランス、スペイン、スイスなどのヨーロッパから来ている学生が多かったです。日本人が比較的少ないのも良いところですね。みんな留学期間が違うのでクラスメイトの入れ替わりも多いですが、私のクラスはとてもアットホームな雰囲気で先生もノリがよく、授業で博物館に行ったりイギリスらしくパブでビールを飲みながら授業なんて日もありました(笑)。ブリストル校は規模が大きくないため、先生との距離がとても近いのが特徴です!
6.お気に入りの友人の紹介や出会いのエピソードがあれば教えてください。
出会いは数えきれないほどありました。ある日、韓国人の友達のホストファミリーと仲のいい別のホストファミリーの家のバーベキューに招待され、スイス人の友達と行きました。家の広い庭で行われたバーベキューにはホストファミリーの友人を含め30人以上の老若男女が集まり、そのみんなが分け隔てなく話しかけてくれてとても幸せなイギリスらしい時間を過ごせました。しかし、バイトの経験から肉焼き担当として働かされている間に韓国人とスイス人の友達が完全に酔っぱらって芝生で笑いながら寝てしまっていて、結局私たちだけその家に泊めてもらうことになりました。その夜一人だけ元気な私はそこのホストマザー・ファザーと二人の馴れ初めや、日本とイギリスの文化の違いなどについて話しました。見ず知らずの未熟者に息子のように優しくしてくれた愛情に胸がいっぱいになりました。
7.滞在先での様子やハウスメイトについて教えてください。
私は学生寮(レジデンス)に住んでいたため、24時間毎日友達といました。ルームメイトは最初トルコ人、次がイタリア人でした。どちらもとても優しく居心地最高でした。トルコ人は信仰の理由から豚肉を食べないため、料理に使うフライパンや包丁も二人できちんと分けていました。宗教について馴染みのない日本人からするととても興味深く、いろんな話を聞きました。彼曰く、信仰の深さやスタイルは人それぞれらしく、彼の場合は礼拝の時に素敵なお嫁さんに出会えますようにと願っているそうです(笑)。 イタリア人とはとても気が合い、よくパスタ作ってもらっていました。いろんなレシピやイタリア料理の極意を叩き込まれたので料理が上手くなりました(笑)。ブリストルのレジデンスでは毎日誰かがその国の家庭料理を作っているのでホームステイの人もよく遊びに来ていました。
8.放課後はどのように過ごしていましたか?
ブリストルは歴史的な部分と現代的な部分を兼ね備えた綺麗な港町です。学校も町の栄えた中心部にあり、ショッピングセンターから劇場に映画館、レストランにたくさんのパブがあり、選択肢はたくさんあります。私の場合、学校の前の公園でランチをして、放課後は友達とパブでビール飲みながらサッカーのプレミアリーグを見、帰ってルームメイトとパスタ食べて、寮のプレイルームでビリヤードをして、夜には近所のでっかい公園でみんなで飲んで歌うっていう最高に自由な過ごし方でした。他には古着大国というだけあって、かっこいい古着屋さんがたくさんあります。その時買ったジャケットは今でもとても気に入っています。
9.卒業後に役立っていると感じる経験やスキルを教えてください。
明らかに自分に自信がつきました。英語が話せるだけで世界が何百倍にも広がりました。ブリストルでできた友達とは半年以上たった今でも連絡をとっており、実際に去年タイの友達に会いに行って案内してもらいました。韓国やヨーロッパ諸国の友達にも会いに行くつもりです。みんな家に泊めて最高の料理を用意してくれると言ってくれています。世界で起きているニュースの見方や世界情勢に関する関心も大きく変わりました。
10.今後の目標やご計画などあれば教えてください。
この留学を通して夢の職業を見つけたので、それにむけて突っ走ろうと思っています。そして年を取って死ぬまでブリストルで出会った仲間と繋がっていようと思います。いつか一緒に仕事が出来るんじゃないかとも思っています。
11.これから留学をお考えの皆さんへ、メッセージをお願いします。
英語を学びたい人、何か変えたいと思っている人、漠然と海外に住んでみたい人、いろんな人がいると思います。私が言いたいことは、留学はその想像をはるかに超えた経験が待っているということです。不安が大きいと思いますが行ってしまえば何とかなるものです。極度の孤独、不安、緊張は人生にそう何回もありません。それを自分の力で乗り越えることで一歩強い人間になれます。どんな形であれ確実にあなたの人生の1ページに刻まれます。やらないで後悔するくらいなら飛び込んでトライしてみましょう。経験は人生の宝物です。
南さんの体験談、皆さんはどう思われましたか?南さんはブリストルでの経験を活かし、次にニューヨークへ舞台を移し、可能性を更に広げていきます。ニューヨークでの体験記は、次回のブログをお楽しみに♪