オーストラリア vs.ニュージーランド:どっちが住みやすい?
オーストラリア英語とニュージーランド英語はよく同じように扱われますが、すぐ違いが分かるようになるでしょう。ニュージーランド人は母音の発音の仕方が少し変わっていて、「ベッド」を「ビッド」、「シックス」を「サックス」のように発音する一方で、オーストラリア人は鼻にかかったような喋り方をします。
もちろん様々な独特のスラングがたくさんあります。有名なもので言えば、オーストラリアのスラング/ニュージーランドのスラング(アメリカ英語)bushwalking/tramping (hiking)訳:ブッシュウォーキング/トランピング(ハイキング)、thongs/jandals (flip flops)訳ソング/ジャンダル(フリップフロップ*日本でいうビーチサンダル)、Esky/chilly bin (cooler)エスキー/チリービン(クーラーボックス)が使われます。まだまだありますよ。ニュージーランドではbro/cuz(フレンド)、chur (ありがとう, “chur bro!”のように使う)、hard bro! (友達と何かを決めた時)、 sweet as! (いいね!)のように独特の使い回しがあります。オーストラリアに行くあなたには、彼らはとにかく言葉を省略するのが大好きということをお伝えしとかければいけません。cuppa (cup of tea:紅茶)、choccy (chocolate:チョコレート)、biccy (cookie:クッキー)、brekkie (breakfast:朝食)、avo (avocado:アボカド)、prezzie (present:プレゼント)、Chrissy (Christmas:クリスマス)、 Chrissy prezzie (Christmas present:クリスマスプレゼント)などから練習してみてください。
Getting around
オーストラリアとニュージーランドを旅する上での一番大きな違いは国土のサイズです。オーストラリアは都市の間の距離が離れていることで有名です。(砂漠もあります!)西にあるパースは、ブリスベンから3,660キロも離れていますが、それはロシアのモスクワからスペインのマドリッド間よりも遠いのです。一方、ニュージーランドは別の都市や、違う気候の町へ数時間でドライブすることが可能です。どちらの国も大都市には(ニュージーランドの大都市はオークランドだけですが)優れた公共の交通機関があります。それだけではなく、オーストラリアもニュージーランドも旅行者が自身の国で発行された有効な自動車免許証をそのまま(免許証に記載のある区分の車種)使うことが出来るのです。ただ、左側運転なのをお忘れなく!
色々な面白い食べ物
オーストラリアとニュージーランドを訪れた人はみんな大好き国民的酵母エキスをすぐに紹介されます(そうです、あれは本当にあるんです)。ベジマイトとマーマイトの味は食べたことのない人には、ほとんど説明不可能ですが、オーストラリア人とニュージーランド人の心の奥底には、その変わった食べ物への愛があります。このスプレッド(パンなどに塗って食べるもの)のことが好きになれたら、地元の人達はあなたのことを気に入ってくれること間違いなしです!(コツ:ベジマイトやマーマイトは甘くなく、茶色の見た目や柔らかさなどは似ていますが、チョコレートみたいな味もしません。ほんの少しだけバターを塗ったトーストに塗れば、あなたも地元の人みたいに食べられるでしょう。)
塩辛い朝食用スプレッドのことは置いておきまして、他のオーストラリアとニュージーランドにある愛すべき食べ物は、アレンズロリーズ(シャービーズ、ファンテイルズ、ミンティーズ)とパイナップルランプズ(ニュージーランドのパイナップルの果肉をチョコレートでコーティングしたお菓子)キャラメロコアラス(お腹の部分がねっとりとしたキャラメルのチョコレートのコアラ)とパーキーナナス(ニュージーランドの歯ごたえのあるバナナが詰まったチョコバー)カンガルーとエミュー肉(オーストラリアは国の代表的動物をどちらも食べている唯一の国)とマオリハンギ(地中に肉を埋めて調理する方法)
スポーツとナイトライフ
スポーツのこととなると、ニュージーランド人がオールブラックスを応援し、オーストラリア人がワラビースを応援する時に、ラグビーユニオンで2国間のライバル意識に1番火がつきます。色をあなたの応援したい国の色に合わせましょう。黒がニュージーランドで、緑と金がオーストラリアです。スタジアムではハカダンス(ニュージーランドの民族舞踊)に合わせて歓声をあげ、オーストラリアには「オージー、オージー、オージー、おい、おい、おい!」と歓声をあげましょう。
旅行者はニュージーランドの方がナイトライフのバラエティが少ないと言います。オーストラリアに比べ、小さく人口も少ないのが理由でしょうか。はっきりしているのはメルボルンとシドニーは数え切れないクラブやパブ、バー、コンサートホールで夜通し盛り上がっていることです。オークランドまで行けば、夜にキャニオニング(大自然の渓谷を下って行くアウトドアスポーツ)に出かけたり、スカイタワーから夜景を眺めたり、ナイトマーケットをうろうろしたりすることができます。
世界でも珍しい動物
世界で最も有毒な動物達がずらりとリストに並んでいるオーストラリアでは、旅行者はその野生動物達が襲ってくると勘違いしているかもしれません。でも心配しないでください。サメやヘビ、クラゲ、皿のような大きさのクモとの出会いは、毎日起こるようなことではありません。そんなちょっと怖い動物以外にも、オーストラリアのあまり有名ではないアイコン的な動物達は、おかしなファッションパレードです。カンガルーやウォンバット、ビルビー、クウォッカ、カモノハシ、ハリモグラを想像してみてください。タスマン海を越えて、ニュージーランドまで行くと、少しまともな動物達がいます。ニュージーランド本来の哺乳類はコウモリと海にいる動物だけですが、エリマキミツスイやケア、黄色い目をしたペンギン、フォレストフロアキウイのような国本来の鳥達が勢揃いです。
天候とアウトドア
ニュージーランドの方がより穏やかで、寒く、湿気のある気候ですが、これが良いことか悪いことかはあなたの好みによるかと思います。もし暖かい・暑い気候をお探しなら、オーストラリアに行くと良いでしょう。ですがオーストラリアの夏は、強烈な熱波と湿気が訪れることは覚えておいてください。
どちらの国の広大に広がる景色は最高です。ニュージーランドには高くそびえ立つ山々や氷河、湖、森がある一方で、オーストラリアは驚くほど綺麗なビーチや長く続く砂浜、サンゴ礁、熱帯樹林、血のような赤色の砂漠、小さな茂みが広がる広大な大地を誇ります。ニュージランドの太平洋諸島への近さは、その後も旅行する人にとってボーナスポイントですね。
実際の体験談を参考にしてみよう!