クリスマスはどう祝う?世界のちょっと変わったクリスマスをご紹介します!
クリスマスの季節がやってきましたね! クリスマスと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? クリスマスディナー、 家族や恋人と過ごす人もいれば、 旅行に出かける人もいるのではないでしょうか。 世界中で祝われているクリスマスですが、 調べてみると実は、 国や地域によってお祝いの仕方が大きく異なるようです。 それぞれの地域で独特の進化を遂げているクリスマス。 国際色豊かなEFのスタッフ12人に、 それぞれの国での祝い方を聞いてみました。
クリスマスは万国共通?!EF各国のスタッフに聞いたユニークなクリスマス12選!
1.クリスマスチキン(日本)
日本を代表して、先ずは私から発表します。日本でクリスマスと言えば、そう、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)ですよね!この風習(?)が始まったのは1974年にKFCが始めたキャンペーンが発端だそうです。諸説あるようですが、きっかけは当時日本に住んでいたアメリカ人の方が、クリスマスにチキンを食べたいと思いKFCへ来店したのが発祥とかなんとか。今日、KFCが最高売り上げを記録する日は、12月24日のクリスマスイブだそうです。
2.ラッキーナンバー(スペイン)
19世紀から続いているという、スペインの宝くじ。クリスマスの季節になると、1年で最も高額な賞金が当たる、”El Gordo”が発売になります。抽選日は12月22日となっており、この日はスペイン国民にとって超特大イベント。友だちや家族と集まり、何十枚と買い占めた宝くじを手に握りしめながら抽選結果を待ちます。当選ナンバーは22人の児童からなるコーラス隊が、メロディに乗せて歌を謡いながら発表されるそうです。歌が終わるまでの間、微動だにせず全スペイン国民が歌に聞き入るそうです。
3.クリスマスの丸太(スペイン)
クリスマスツリーではありません。「クリスマスの丸太」は、スペインでクリスマスを祝う上で欠かせない伝統です。Tio de Nadalと呼ばれるこの丸太は、顔と小さな手足がくっついた丸太で、クリスマスプレゼントを運んできてくれるのだそう。この可愛い丸太は、ギフトを運ぶだけではありません。人々は夜になると、Tio de Nadalにディナーを与え、暖かい毛布に包み寝床を与えます。何ともかわいらしい!と思いますよね?この可愛らしさはクリスマスイブの夜に豹変します。人々はTio de Nadalを使ってプレゼントの箱を叩き(箱の中身が現れるまで、丸太で箱を叩くのです)、終いには燃え盛る暖炉にTio de Nadalは放り込まれてしまいます。スペインにはTio de Nadalは”Caga Tio”という、もう1つのニックネームがあるのだとか。気になる人は調べてみてください。
4.ホウキとモップ(ノルウェー)
ノルウェーではクリスマスになると、ホウキとモップを隠すのだとか。年末の大掃除をしたくない…というわけではないそうです。ノルウェーではクリスマスになると、悪い妖精たちが地球に舞い降りてきて、ホウキやモップを乗り回し人々に悪さをするという言い伝えがあります。なのでノルウェーでは、クリスマスになるとホウキとモップを隠します。
5.クリスマスのクモ(ウクライナ)
ハロウィンのようですが、クリスマス・スパイダーなるものがウクライナには存在します。ウクライナではクモの巣が幸せを運んでくれるという言い伝えがあり、クリスマスツリーのデコレーションにも使われています(もちろん本物の巣ではありませんよ)。その昔、クリスマスツリーの飾りを買うことができない貧しい女性がいました。次の日の朝起きると、クリスマスツリーはクモの巣に覆われており、朝日が当たるとキラキラと輝いて見えたことから、この伝統は始まりました。ポーランドやドイツは、クリスマスツリーにクモがいたり、クモの巣が張られているとラッキーだと言われているそうです。
6.サンタの郵便箱(カナダ)
これを読んでいる誰しもが、1度はサンタさんに手紙を書いたことがあるのではないでしょうか?実はサンタは住所登録をしており、実際の住所はカナダにあるそうです。
あて名:Santa Claus
住所:North Pole HOH OHO, Canada
クリスマスの季節の郵便事情は大変混雑しているので、12月16日までに投函するのが望ましいそうです。万能なサンタは、何語で手紙を受け取っても返信をくれるそうです。サンタは世界で最も有名なセレブリティなので、切手をつける必要もないのだとか。
7.クリスマスのピクルス(ヨーロッパ各国)
ヨーロッパ諸国では、ピクルスのオーナメント(飾り)がクリスマスツリーに隠す伝統があります。運よくこのオーナメントを見つけた人は、特別なプレゼントを貰ったりお金を貰える事があるのだとか。ピクルスのオーナメントなんて聞き慣れないですが、より多くプレゼントを貰えるならウェルカムですね。
8.時を告げる星(ポーランド、ウクライナ)
ポーランドやウクライナでは、プレゼントを開けるタイミングが星によって決まっています。家族の中で1番若い子どもが、夕暮れに外に出て1番星を見つけたら、その時がプレゼントを開けるタイミングです。万が一、曇りの場合は…誰かがタイミングを見計らって発表するとのこと。
9.クリスマス・プディング(スロバキア)
クリスマス・プディングは、甘く滑らかな触感で、スロバキアのクリスマスには欠かせないデザート。スロバキアとウクライナの一部地方では、プディングは食べるだけではなく、占いにも使われます。一家で最も年上の男性が、プディングをスプーンですくいます。そして、すくったプディングを天井めがけて投げつけるのです!天井に残ったプディングが多ければ多いほどラッキーなのだとか。
10.ドナルド・ダック(スウェーデン)
“ドナルド・ダックの特別番組”を見ずして、スウェーデンのクリスマスは語れません。毎年クリスマスイブの午後3時になると、テレビでドナルド・ダックの特別番組が1時間放映されるのですが、スウェーデンの家庭ではこの時間に併せて家族が集まります。放送が始まると、大人も子供もテレビの前に集まり、飲み物やおつまみを片手にドナルド・ダックを見るのです。
11.クリスマス・モンスター(アイスランド)
サンタやプレゼントなど楽しい事ばかりではありません。アイスランドでは12月の1か月間は、1年の締めくくりだからせめてお行儀よく過ごしましょう!という意味が込められている1か月間です。”クリスマス・ポリス”の一つが “Jólakötturinn”という、アイスランドのネコなのだそうです。ネコと聞いて可愛らしいイメージを浮かべた方、実はこのネコ、とんでもなく恐ろしく、子供を食べてしまうと言われています。対象となるのは、家のお手伝いをしなかったり、お行儀の悪い子供たちだそうです。
12.ローラースケート(ベネズエラ)
公共交通網が停止するクリスマスの日は、どこへ行くのも一苦労。必然的に家の中で過ごす人が多いと思いますが、ベネズエラではそんな心配は無用です!クリスマスのミサへ参加するために、人々は教会までローラースケートで行くのが習慣なのだとか。市街地ではローラースケーターの為に道路をブロックしているエリアもあるんだそうです。