外国人とのビジネス人脈作り11のコツ
ネットワーキングイベントに参加することは、初デートに行くのと似ています。着ていくものを熟考し、どんな話をするかネタを探しながら、変な間をどのように埋めるか心配します。
でも大丈夫。新しい出会いの場を乗り切るスキルは練習で身につけることができます。あとはほんの少し経験を積めば、すぐにプロフェッショナルでグローバルな人脈を構築し、もしかしたら夢だった職業に就く機会も出てくるかもしれません。
1. 基本原則
国を問わず、基本中の基本ではありますが、フレンドリーな笑顔で話しかけやすい雰囲気を自分から作りましょう(ただし大げさになりすぎないように…)。答えやすい話題を振って相手の話をよく聞き、興味がある態度を示し、気の利いた質問で相手に自分を印象づけましょう。
2. 早寝早起きは三文の得
夕方のイベントに早朝から行く必要はありませんが、ネットワーキングイベントでは早めに会場入りすると混雑することも少なく落ち着いて会話ができるのでお得です。途中から参加すると大抵混雑に巻き込まれるし、会話の途中に割り込む形になってしまいます。
3. 計画を立てよう
外国人でもネットワーキングが大好きで得意という人はそんなに多いわけではなく、みんな不安で苦手なものです。「今日は10人の人としゃべる」など目標を立ててイベントに参加すれば、結果はおのずとついてきます。
4. 名刺を忘れずに
名刺は人脈作りにおける”通貨”です。たくさん持ち歩いて、たくさん配りましょう。印象づけるために、色や形を工夫しても良いかもしれません。でもあまりに奇抜な形だと、つまようじ代わりに使われて捨てられてしまうのでご注意ください。
5. メモをとる
自分の話に関心を持って聞いてくれていることが分かると、誰でも嬉しいものです。また、話の概要やストーリー、趣味や興味関心を記録しておけば、後々連絡するときに話しのきっかけになります。
6. フォローアップ
デートの後は3日以内に連絡を、ネットワーキングの後は24時間以内に連絡を。電話でなくとも、E-mailやSNSを活用して、記録した話の内容を少し入れながら、昨晩のお礼の連絡を入れておきましょう。
7. 直接会う
E-mailで誰かの関心を引くのは難しいかもしれません。その場合は直接会いに行きましょう。連絡が着いたらコーヒーかビジネスランチを提案し、積極的に情報交換の機会を作りましょう。ただし、(お互いに)無駄な時間とならないよう、打ち合わせには明確な目的(Agenda)を決めておきましょう。
8. ソーシャル・メディア・マジック
SNSほど人脈作りに適したツールはありません。写真や経歴、ポートフォリオを確認することで、簡単にイベントの前後でその人のリサーチをしたり、連絡を取ることができます。
9. 辛抱強く待つ
ネットワークングはギブ&テイクの世界です。自分の都合やキャリアは二の次。人脈作りでは自分が人に助けられるように、自分も人と人を繋いで助けてあげなければいけません。
10. 量より質
1つの重要なつながりは、20の表面的なつながりより、はるかに大事です。ただし、その貴重な1つのつながりを構築するためには、20の表面的なつながりも必要だということは忘れないでください。どんな形のつながりでも、おろそかにするのはやめましょう。
11. ネットワークを育てる
たくさんしゃべり、大量のビジネスカードを手に入れ、オンラインでもつながりました。すでにコーヒー仲間くらいは見つけたかもしれません。さあ、これで人脈作りは完成…ではありません。まだ始まったばかりです。季節ごとに挨拶の連絡をして定期的に情報を更新し、自分の存在を忘れられないようにしましょう。いつ、どんなつながりが自分を助けるか、誰にも分からないのですから。
Image by Geoffrey Franklin, Flickr / Creative Commons