ロンドンでサイクリングするなら、Santander Cyclesを活用!たった2ポンドの自転車レンタル制度。
実はイギリスは、世界でも「唯一自転車問題が解決されている国」と称されるほど、自転車先進国。特にロンドンは、世界的な大都市であるにもかかわらず、自転車が人々の生活に馴染んでいると感じます。
2013年には当時のロンドン市長のボリス・ジョンソンによる新型自転車道「サイクルスーパーハイウェイ」構想計画が公表され、2016年現在、ロンドン市内中心部では、この「サイクルスーパーハイウェイ」が実現されつつあります。云わば自転車専用の舗道、といったものです。今回は、ロンドン留学していた私が、Santandar Cyclesをご紹介します。
Santander Cyclesとは?ロンドンでサイクリングしたい方におすすめの自転車レンタル制度。
Santander Cyclesとは、イギリス政府による公共自転車レンタル制度。当時ロンドン市長のボリス・ジョンソン主導で、2010年より導入されている制度です。(ちなみに、サタンデール銀行がこの制度のスポンサーになったのは2015年。それ以前は、バークレイズ銀行によるスポンサーの下、Barclays Cycle Hireという名称であったようです。)
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ロンドン市内の至るところで見かけるSantander Cyclesの駐輪場。休日には観光客だけでなく、地元の人も大いに活用しているようです。Santander Cyclesの便利な点は、ロンドン市内の至るところにある駐輪場のうち、自転車をレンタルする場所と返却する場所に制限がないことです。つまり、ロンドン市内をサイクリングした後、もとの駐輪場に戻らなくても、近くの駐輪場に自転車を返却すればOKなのです。
こちらが操作画面です。操作は簡単です。パネルにタッチしていき、何度か「OK」「Continue」「I accept the terms & conditions」などのボタンをクリックし、クレジットカードで決済を行います。価格は24時間レンタルで2ポンド(無断で延長すると、滞納料金が発生します)。2台以上をまとめてレンタル手続きすることもできます。その後、暗証番号が記載された紙が領収書とともにプリントアウトされます。英語力に自信のない方でも安心です。
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決済が完了したら、いざ自転車へ!プリントアウトされた暗証番号を入力し、ランプが緑色になると自転車を使用できるようになります。返却時には、カチッと音がしてランプが緑色になると返却完了です。
さらに便利な点は、自転車をレンタル中の24時間以内であれば、自転車を何度レンタル&返却してもOKということ。たとえば、滞在中のホテルから市内中心部まで自転車をレンタルしてサイクリングした後、いったん市内中心部で自転車を返却したとしましょう。その後、24時間以内であれば、買い物や観光終了後、再び自転車をレンタルしてホテルまで戻ることができます。往復で2ポンドと考えると、タクシーや地下鉄を利用しての移動より、ずっとコスパが高いと言えるでしょう。
Santander Cyclesでは、モバイルアプリも大活躍!ロンドンでサイクリングしたい方必見。
しかし、わざわざロンドンでサイクリングをするために、自転車レンタルをするのは面倒。自転車をレンタルする際や返却時にSantander Cyclesの駐輪場を探すのに苦労するのは嫌だという方もいるでしょう。ここでお勧めしたいのが、Santander Cyclesのモバイルアプリ「Santander Cycles」の活用です。
モバイルアプリ「Santander Cycles」を活用すると、現在地から近くの駐輪場の検索や、自転車の空き状況までしっかり確認することができるのです。モバイルアプリ上で、クレジットカード情報を登録し、90ポンドで年間契約をすることもできるようです。(2016年4月時点)
物価の高いロンドンでは、市内を一通り観光するにも、都度タクシーを利用すると本当にお金がかかってしまいます。かといって、地下鉄だけでなく、駅からアクセスの遠い観光名所への訪問が難しいこともあるでしょう。Santander Cyclesを活用することで、効率的にロンドン市内が観光できるようになるはずです。これからロンドンを訪れる方には、是非ロンドンでサイクリングを試していただきたいです!気になる方は、SANTANDER CYCLES公式サイトもあわせてご確認ください。