日本ではあまり馴染みはないのですが、アメリカに留学すると、週末やイベントがある時にパーティに誘われる機会がでてきます。パーティの種類としては、学校が主催するような大きなパーティもあれば、個人が親友だけを誘って開くホームパーティなど、様々なものがあります。日本の社会ではあまりなじみがない分、アメリカでパーティに誘われて、「パーティでは何をすればいいの?」「パーティで浮かないためにはどうしたら?」と戸惑う日本人も多いようです。ここでは、そんなアメリカのパーティの種類について、また、パーティの参加方法、浮かないコツについてご紹介したいと思います。
卒業を目の前にした高校12年生のために開かれるダンスパーティです。(12年生以外が参加する場合もあります)。学校が、ホテルやパーティ会場を貸し切り、ディナーやダンスイベントが用意されます。男子女子ともドレスアップをし、プロムに参加するには相手からのお誘いがあることが条件となります。高校最後の思い出、プロムに参加するために、女子同士、男子同士友達と協力して、その日だけカップルになって参加するシーンも見られます。
アメリカの高校や大学で、フットボールシーズンに開かれるパーティです。ドレスアップをしたり、仮装をしたりと、パーティによっても異なりますが、ダンスパーティが開催されることが多いようです。ホームカミングでは、ホームカミング・クイーンとキングが生徒の中から選ばれます。
アメリカの大学では、共通の興味を持った学生が集まって一緒の住宅に住む、ソロリティー(女性用)やフラタニティ(男性用)といったコミュニティがあります。フラタニティやソロリティでは頻繁にパーティが開かれており、ほとんどの場合はドレスアップなどは必要のない、カジュアルなパーティとなっています。パーティによっては、ドアで数ドルのチャージがある場合もあるので、ホストの方とにあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。
フットボールや、バスケットボールの試合の時などに良く見られる、トラックの荷台(tailgate)を使って、バーベキューをしたり、アルコールを飲んだりするパーティです。試合会場の駐車場で行われることが多く、車やトラックの周りで人だかりができバーベキューを楽しんでいる模様はアメリカならではの光景です。
友達や知り合いなどの個人宅で開かれるパーティです。一般的にカジュアルなものが多く、お酒を飲みながらおしゃべりやダンスを楽しむものが多いです。自分たちで食べ物や飲み物を持ち寄ることもあります。
誰かが引越しする、帰国するときの別れを惜しんで開かれるパーティです。レストランで食事を楽しむ程度のパーティから、クラブを貸しきってのダンスパーティまで様々な種類のパーティがあります。引越しや帰国をする当事者にはパーティのことは秘密にしておいて、当日サプライズパーティを開く場合もあります。
ベイビーシャワーとは、妊娠している女性の友達、知り合いに対して、赤ちゃんの誕生を祝うパーティです。レストランやレクリエーション会場、屋外で開かれることが多く、贈り物をしたり、ゲームをしたりすることが一般的です。
ポットラックパーティとは、みんなが楽しめる食べ物や飲み物を、各個人持ち寄るパーティです。個人宅や屋外で開催されることが多く、おもに食べ物や友達との会話を楽しむカジュアルなパーティです。
パーティに招待されたら、まずはドレスコード(着ていくドレスの規定)があるのか、何か持っていったほうがいいかなどを確認しましょう。アメリカでは、本格的にドレスアップをして参加するパーティがあるので、ホストの方にドレスのテーマを確認しておきましょう。ドレスコードはパーティのテーマごとに様々あり、例えば、きちんとしたドレスを着るドレスコードや、何か一つ赤色のものを身につけなくてはいけないドレスコードなどユニークなものもあったりします。
また、パーティによっては、開始の時間が決まってはいるものの、ゲストがパーティ開始の時間より遅れて参加したほうが良いパーティもあります。食事をする機会のあるパーティなどは、ゲストがそろわないと開始ができないので、時間通りに参加した方が良いのですが、食事をとらないカジュアルなパーティでは、時間通りに参加しても、まだ誰もいなかったということも良くあります。パーティによっては、1時間、2時間遅れて、他のゲストが集まりだしてから参加ということも珍しくはありません。はじめのうちは、パーティのスケジュールについては、ホストの方と確認しておくのが良いでしょう。
アメリカのパーティでは、お酒を飲みながら、友達と会話を楽しむというのが典型的なスタイルになります。ダンスパーティであれば、参加者は音楽に合わせて踊ったりします。
パーティで浮かないためには、友達との会話、音楽やダンスなどを楽しんだりして、周りの雰囲気に溶け込むのが一番良いのですが、どうしても慣れない時には、はじめのうちは周りのアメリカ人が何をしているか観察するのもいいでしょう。また、パーティでは普段話す機会がなかった友達とも話せるチャンスですから、気軽に近くにいる人に「ハロー」と声をかけてみましょう。「同じ授業とってますよね?」「同じジムに行ってますよね?」などど身近な話題を持ち出し、会話のきっかけにしましょう。
EF Education Firstは、1965年の創立以来、世界最大規模の教育機関として幅広い年代の方々に語学教育の機会を提供しています。EFでは、毎年50万人以上の、様々な国籍の学生が集まり、インターナショナルな環境で言語を学んでいます。また、常に最先端の教授法を取り入れており、革新的かつクオリティの高いEFのプログラムは、世界中で高く評価されています。
実績50年のグローバル教育機関
教育部門で国内外での26の表彰
世界400地域から選べる語学学校